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エーデルヴァイス(Edelweiss)はオランダのアムステルダムまたはベルギーのブリュッセルとスイスのバーゼルまたはチューリッヒを、ルクセンブルク、ストラスブールなどを経由して結んでいた昼行の国際列車である。1928年から第二次世界大戦による中断を挟んで1999年まで運行されていた。1957年から1979年まではTEEの一列車であった。また1980年代にはイタリアへ直通する客車も連結されていた。 ここではエーデルヴァイスと同時期にほぼ同じ区間で運行されていた列車、および後継列車である以下の列車についても記述する。 * イリス(Iris) : 1974年以降ブリュッセル - チューリッヒ間などで運行されている列車。1974年から1981年まではTEEであり、その後はインターシティ、1987年からはユーロシティである。 * ヴォーバン(Vauban) : 1988年以降ブリュッセル - バーゼル、チューリッヒ間などで運行されているユーロシティ。 * ジャン・モネ(Jean Monnet) : エーデルヴァイスの後継として1999年以降ブリュッセル - ストラスブール、バーゼル間などで運行されているユーロシティ。 エーデルヴァイスはドイツ経由のラインゴルトと並んでヨーロッパの南北を連絡する列車であった。TEE時代にはTEEで最多の5ヶ国(オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、フランス、スイス)〔ただし運転に直接関わった鉄道組織はオランダ国鉄、ベルギー国鉄、フランス国鉄、スイス連邦鉄道の4者である。ルクセンブルク国内ではルクセンブルク国鉄の線路を走行したものの、運転そのものはルクセンブルク駅でベルギー国鉄とフランス国鉄の乗務員の間で引き継がれていた。〕を経由していた。またヨーロッパ統合の進展にともない、エーデルヴァイスとその後継列車は欧州連合の中枢の所在地であるブリュッセル、ルクセンブルク、ストラスブールの三都市を結ぶ列車として重要性を増している。 列車名の由来は以下の通り。 * エーデルヴァイス : 高山植物のエーデルワイス(和名ウスユキソウ)。スイスの国花。 * イリス : アヤメ属の花の総称。その一種であるキショウブ(Iris des marais)はブリュッセル市の象徴とされる。 * ジャン・モネ : 欧州統合に貢献した実業家、政治家のジャン・モネ〔。 == 歴史 == === 第二次大戦前 === エーデルヴァイスは1928年6月15日、国際寝台車会社(ワゴン・リ)のプルマン車(サロン車)を利用した昼行列車としてアムステルダム - チューリッヒ間で運行を開始した。このころワゴン・リ車は西ヨーロッパ各地でプルマン車を主とした豪華列車の運行を始めており、エーデルヴァイスもその一つだった。エーデルヴァイスの1ヶ月前の1928年5月15日には、ワゴン・リのライバルであるミトローパの客車による列車「ラインゴルト」がオランダのフーク・ファン・ホラント(Hoek van Holland)とバーゼルの間をドイツ経由で運行を始めていた。両列車はその後TEEの時代に至るまでライバル関係にあった。ただし、1929年から1933年までラインゴルトの一部客車がチューリッヒまで延長された際には、この客車は同区間でエーデルヴァイスに連結された。 エーデルヴァイスは1939年9月1日、同日に勃発した第二次世界大戦のため運休となった〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エーデルヴァイス (列車)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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